NPO法人 東海自然学園 – 東海シニア自然大学

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3年ぶりに名物講座が復活!専修科「乗鞍・西穂高」 が開催されました

 

高等科終了後も新しいことを学びたい方、もう少し深く学びたい方のための少人数制の専修科講座(テーマ別集中講座)。アクセス道路の崩落のため、3年間中止を余儀なくされていました「乗鞍&西穂高で学ぶ高山・亜高山帯植物(1泊2日)」が開催されました。

抽選で選ばれたラッキーな皆さん総勢20名。ワクワクで出発したバスに、途中から講師の先生が乗車されると、車内は一気に先生のペースに!言葉遊び満載、先生独特の楽しい解説に、大いに盛り上がっている内に、新穂高鍋平高原に到着し、しらかば平駅からロープウェイで西穂高口駅へ。標高約2100mの「頂の森」では、トウヒ、コメツガ、シラビソ、オオシラビソに代表される亜高山帯の針葉樹の見分け方を教えていただき、ちょっとプロになった気分で葉や木肌を観察しました。乗鞍高原にも咲いているヤナギランは、この朝マグニチュード8.7の地震があったカムチャッカ半島では海岸に咲いているそうで、アラスカ、スイス、モンゴル等北半球の北方寒冷地に分布しており、飛騨はその南限。寒い時代に南下した草花が温暖化に伴い高山帯に残ったのが高山植物。日本の高山帯の特質は、山岳毎に分化した多様性に富んだ高山植物相があり、ハイマツやライチョウが見られる世界最南端の山岳とのこと。ちょっと難しくなりましたが、要は、飛騨山脈は世界の自然遺産の地!本当に凄いところなんですね。

2日目は、平湯から、開通したての乗鞍スカイラインを通って、乗鞍畳平へ。天気は快晴(先生曰く、昨夜のお神酒のお陰とか・・ 懇親会も楽しかった!)。青空が眩しく、車窓からは笠ヶ岳や槍穂の山々も眺めることができ、シラカバ、ブナ、トチ等の山地帯の夏緑広葉樹林から、標高2500mを越えると森林限界を越えて高山帯となり、それまでの針葉樹林からハイマツや草地に変わる様子を実感することができました。アラスカ、スイス、モンゴル… まるでバスで世界旅行をしてるよう!

畳平から大黒岳へは、のんびり、高山植物を観察しながら山の景色を味わい、畳平のお花畑では季節の花々を楽しみました。クロユリは実に、コマクサには実ができはじめ、チングルマはもう綿毛に… 今年は山も夏の訪れが早く、季節がどんどん進んでいる様でした。

最高のお天気と、知識豊富でユーモアあふれる先生のお陰で、学びと気づきが一杯の楽しい講座となりました。

頂の森にて                   大黒岳登山道から畳平を望む
大黒岳頂上で!                畳平のお花畑散策
可憐な花々達

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